診療受付時間
-
火・木曜日(夜間診療日) AM 9:30~PM 7:30 月・水・金曜日 AM 9:30~PM 6:00 土曜日 AM 9:30~PM 3:30 休診日 日・祝祭日・第5土曜日 昼休み PM 1:30~PM 2:30
診療科目
- 一般歯科 <虫歯・歯周病・義歯(入れ歯)>
- 小児歯科
- 特殊外来 <再生療法・インプラント・PMTC・ホワイトニング・顎関節症治療>
一般歯科
- 虫歯
虫歯は早期発見・早期治療とよく言われますが、
これらは本当に大事なことで、虫歯は放っておくとC2~C3と重症化し、
神経を取ることになり、治療期間と費用は大きな負担となります。詳しくはこちら>>
- 歯周病
歯周病はグラグラとしてきて自覚症状が出てくると、ほとんどの場合抜くことになり、
こうなる前に歯周病を見つけ、処置することが大事です。詳しくはこちら>>
- 義歯(入れ歯)
入れ歯での悩みは「痛い」「落ちやすい」「食べにくい」「しゃべりにくい」等があげられます。
患者さん一人一人の顎の形や動き、噛む力、食生活には違いがあり、
それらを反映した入れ歯作りが求められます。
当院ではこれらを診断し、必要に応じ治療用の入れ歯等を作りながら良い入れ歯づくりを目指しています。
小児歯科
- 小児歯科
- お母さんにも診療室に入ってもらい恐怖心をあたえないように子供・母親にもなれてもらうように工夫しています。
フッ素の使い方・治療の進め方も丁寧に説明致します。 何か分からないことがあればいつでも私達に相談してください。
特殊外来
- 再生療法
-
歯周病で失った骨を作るために外科的に処置を行い、再び歯を支えることを目的とした療法です。
詳しくはこちら>>
- インプラント
-
歯のないところに人工歯根をいれ、土台を立て、歯をかぶせる治療です。
インプラント治療が本当に一番良い治療方法なのでしょうか?
手術や費用の不安・どれくらいもつのだろうか?それらにインプラント専門医がお答えします。詳しくはこちら>>
- 顎関節症
-
顎関節症とは、顎(あご)の関節を中心としてその周囲に起こる障害の総称です。
「顎が痛い」 「口が開かない」「顎がなる」などの基本的な症状に加え頭痛などの全身症状の出る方もいます。
当院では、最新のコンピュータ設備により今の顎の動きを測定し、それを元にどういう治療をすればこの状態を改善できるか丁寧に説明します。
顎関節症でお悩みの際は、お気軽にご相談ください。詳しくはこちら>>
- PMTC
-
歯科衛生士がする専門的なグッズ・専門機器を用いて行なう歯のクリーニングです。 毎日磨いているつもりでも、どうしても歯ブラシの届きにくい所、汚れが取れない(たまりやすい)所ができてしまいます。 この部分のお掃除を徹底的に行うのがPMTCです。
詳しくはこちら>>
- ホワイトニング
-
●当院のホワイトニングはホームホワイトニングです。
マウスピースにジェルを入れて毎日2時間程4~6週間装着して行う方法です。チョッと期間がかかりますが家庭で本を読んだりテレビを見たり等、何かしながら気楽にできます。入浴してもかまいません。
詳しくはこちら>>
虫歯について
- 虫歯ってどんな病気?
-
虫歯は酸によって作られます。
酸はプラーク(歯の汚れと細菌の塊)の中にある糖が細菌によって分解されてできます。
この酸が、歯の表面にあるエナメル質という硬い部分を軟らかくして虫歯を作っていきます。*エナメル質はガラスより硬い水晶と同じ硬さです・・虫歯菌恐るべし!!!
虫歯は一般に、ゆっくりと進行する慢性の病気です。 始めにエナメルに虫歯(C0・C1)を引き越こし、そののち徐々に象牙質(C2)、歯髄という神経の部分(C3・C4)へと進んでいきます
- 虫歯の原因
-
プラークと虫歯菌
虫歯の原因 4つの輪
上の図の4つの輪は、歯+細菌+食べ物+時間の経過=虫歯
これら3つの要素(歯、細菌、食べ物)の重なる時間が長ければ虫歯ができやすくなります。3要素について
虫歯は、歯(歯質)、細菌、食べ物の3つの要素に時間の経過が加わってできると言われています。
これら3つの要素が重なる時間が短ければ虫歯になりにくいのです。歯(歯質)
- ・歯の強さ
- ・だ液の量・唾液の状態(粘々しているのか・サラッとしてるのか)
虫歯菌
- ・主な虫歯菌はミュータンス菌です。この菌は歯についている食べ物を餌にして増え、歯を溶かす酸をつくります。
食べ物
- ・食べ物…糖質の中でも特に砂糖を含む食べ物や飲み物(清涼飲料水等)が虫歯の発生に影響を与えます。
- ・食べ方…食べたり、飲んだりすると2・3時間は酸性度が高くなり、口の中は虫歯になる好条件となります。
ダラダラと飲食することは長時間、虫歯になりやすい環境を作ることになります。
- 進行過程と治療の流れ
-
(1)C0 初期段階の虫歯
-
C0 初期段階の虫歯
歯の表面が白く濁った色になったり
かみあわせの溝が線状に黒くなった
状態。自覚症状は全くありません -
治療
歯を削らずフッ素を塗る。
シーラント等でカバーして定期的に様子を見る
(2)C1 エナメル質の虫歯
-
C1 エナメル質の虫歯
一番上のエナメル質の部分が虫歯に
なっている状態。まだ自覚症状はありません -
治療
虫歯の部分を削って、歯に合わせた白い詰め物を詰める。型をとった物をはめ込むこともある。
(3)C2 象牙質までの虫歯
-
C2 象牙質までの虫歯
水や冷たいものがしみてくる。歯に穴があいてくる
-
治療
虫歯の部分を削って、歯と同じ様な白いものを詰めたり、型をとった物をはめ込む。C2の虫歯でも深い場合は神経に近いので痛みがでないように神経を保護する薬をつけたり、神経を取る事もある。
(4)C3 歯の神経まで達している虫歯
-
C3 歯の神経まで達している虫歯
歯に大きく穴があき、水や冷たい物・熱い物・甘い物 がしみて、ひどくなるとずきずき痛んだりする。神経を抜いたり、神経が炎症・化膿したり根の治療が必要になる
-
治療
根の治療を行ったあと型をとって、はめ込んだり、土台を入れかぶせ物をします。またひどくなり神経が腐敗すると根の中がきれいになるまで、治療に回数がかかります。
(5)C4 ほとんど根っこだけの歯
-
C4 ほとんど根っこだけの歯
C4は、虫歯により歯のほとんどが無くなってしまっただけでなく、歯の根っこまで虫歯に犯されてしまった虫歯。
-
治療
こうなると、歯を残すことは不可能なので残念ながら抜いてしまうことがほとんどです。上の写真のような場合は、根の治療をし土台を作り、かぶせ物をすることが出来ることもまれにありますが…。
-
- 虫歯の予防について
-
(A)歯を強くするために
歯科医院でフッ素を塗りましよう
フッ素入り歯磨き剤を使いましよう{歯科医院専用販売ですが薬用ハイドロオキシアパタイト入り歯磨き剤(リナメル)も有効とされています
キシリトールガム・リカルデントガムを食べましよう
(B)自分はどんな唾液なのか歯並びの悪い所はないか?セルフチェックしましよう
(つば)の量がすくないかどうか自己チェック
何も食べてない時でも口の中に唾液(つば)が出るようなら唾液(つば)は多い方でしょう
パンやクッキーなどを食べると、口が極度にパサつくようなら少ない方でしょう
唾液(つば)の量が少ないことは虫歯・歯周病になるリスクの一つです
(つば)の性状はどんな感じ(ねばねば感 ・サラサラ感)なのか自己チェックしましよう
口を開けたら唾液が糸を引く感じがする(ねばねばしている場合)
唾液がねばねばしているのは虫歯・歯周病になるリスクの一つです
自分の歯並びの悪い所(親知らず等)はどこか確認しましよう
多くの人が1・2か所はあります。歯並びの悪い所を観察しその部分は
虫歯・歯周病になるリスクが高くなります
磨き方に注意しその部分にあう方法や歯ブラシを選ぶことが大切です
(C)歯垢をつけない
歯磨きは虫歯・歯周病予防の必須アイテムです
一日三回寝る前一回はしっかり磨き(糸ようじやデンタルフロスを使い歯と歯の間も磨く)
朝は起きたら2~3分エチケット磨きをし日中出来る時は食後・間食後歯を磨くことが大切です歯ブラシの大きさは約指2本分の幅位・毛の硬さ中位等
自分の一番奥歯までとどくもの
奥の歯を磨くとき「オェッ!」となる方は子供用の小さい歯ブラシ等も有効です歯磨き粉はフッ素入りの物を使用
磨き方はペンを持つように持って、小刻みに横磨きをする
ダラダラ食いはしないようにしましよう。
食事や間食や清涼飲料水(意外と砂糖を含む)を飲んだら
口の中の酸性度を下げるため2~3時間はものを食べないようにする
ダラダラ食いは口の中が長時間酸性になり、虫歯になる好条件となります。甘いものはお茶・水等と一緒食べましよう。
(D)定期検診を受けましょう
定期的に健診をうけ、予防治療・早期発見・早期治療を受けましよう。
歯周病について
- 歯周病ってどんな病気?
-
この病気は最初のうち痛くもかゆくもありません。ほっておくとぐらぐらしてきて、しまいには次々に“歯を抜く”ことになってしまいます。歯肉(歯ぐき)が赤い、歯肉から 血が出る時は要注意!すぐ歯肉(歯ぐき)の検査をしてもらいましょう。歯肉炎~軽度歯周病のときは進行をとめることができます。 歯周病は、細菌によって引き起こされる病気です。 歯と歯肉の境目の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が住み付き歯肉のまわりが「炎症」を帯びて赤くなったり、腫れたりします(痛みはほとんどの場合ありません)。 そして、進行すると歯周ポケット(歯と歯肉の間の溝・すき間)が深くなり、歯を支える土台(歯槽骨)が溶けて歯が動くようになり、最後は抜くことになる怖い病気です。
歯周病の進行図
歯周病の原因 プラークって?
お口の中にはおよそ300~500種類の細菌が住んでいます。
これらは普段あまり悪いことをしませんが、歯に食べかすが残っていると細菌がネバネバした物質を作り出し、歯の表面に粘っこくつきます。
これを歯垢(プラーク)と言い、うがいをした程度では落ちません。
この歯垢(プラーク)1mg(つまようじの先のわずかな量)の中には10億個の細菌が住みついていると言われ、むし歯をひき起こします。下の前歯の裏側に厚くついたプラーク
(黄白色)と赤くなってはれた歯ぐき歯周病とは、この歯垢(プラーク)の中の細菌によって歯肉(歯ぐき)に炎症をひき起こし、やがては歯を支えている骨を溶かしていく病気のことで、しまいには歯を失う原因となります。歯垢(プラーク)は取らなければ硬い歯石となり歯の表面に強力に付きます。 これはブラッシングだけでは取れません。この歯石やその周りに更に細菌が入り込み、歯周病を進行させる毒素を出し続けます。
次のことも歯周病を進行させる原因となります。
- 1. 歯ぎしり、くいしばり、かみしめ等の異常な力や口呼吸
- 2. 不適合なかぶせ物や義歯
- 3. 不規則な食習慣
- 4. 喫煙
- 5. ストレス
- 6.全身疾患(糖尿病、骨粗鬆症、ホルモン異常)
- 7. 薬の長期服用(降圧剤ニフェジピン等)
健康な歯肉
- ○薄いピンク色の歯肉(歯ぐき)
- ○歯と歯の間に歯肉が入り込んで弾力がある
- ○歯肉は引き締まっている
- ○ブラッシングでは出血しない
歯肉炎
- ○歯のまわりの歯肉(歯ぐき)は赤くなる
- ○歯と歯の間の歯肉は少しは腫れて盛り上がる
- ○歯肉はぷょっとしている感じ
- ○ブラッシングで出血することがある
軽度歯周病
- ○歯のまわりの歯肉が赤く腫れる
- ○歯と歯の間の歯肉はすいてくる
- ○歯肉はぶよぶよしてくる
- ○ブラッシングで出血する
- ○歯槽骨(歯を支えてる骨)がダメージを受け始める
- ○歯肉ポケット3~5mm
中等度歯周炎
- ○赤黒い色の歯肉
- ○歯と歯の間の歯肉がは腫れ、丸みを帯び、かなり膨らんでいる
- ○ブラッシングで出血する。膿が出ることもある
- ○腫れた歯と歯肉との間に歯垢・歯石が溜まり悪化する
- ○歯槽骨(歯を支える骨)の破壊が進行する
- ○歯肉ポケット4~6mm
重度歯周炎
- ○赤紫色歯肉
- ○歯と接している歯肉が更に腫れる
- ○ブラッシングで出血や膿がでる
- ○歯と歯の間が広がり、食べ物もよく詰まる
- ○歯肉が退縮して歯が長く見える
- ○歯槽骨(支える骨)の破損が著しい、歯がかなり動く
- ○歯周ポケット6mm以上
歯周病って治るの?
現在では歯周病は、予防でき治療も可能です。 大切なのは予防、診断、治療、そしてメインテナンスです。 この十数年の間に、歯周病治療は急速な進歩をしました。 以前は「不治の病」とさえ言われていた歯周病も、 現在では進行を止めることが出来るようになり、健康をとりもどせます。まず、歯周病の原因は歯垢(プラーク・歯の汚れ) と歯石ですから、 それをためない、増やさないことが基本です。そのためには・・・- 1. 正しい歯磨きの方法で毎日実行することです。歯の表面を歯垢のない清潔な状態にしておく事が何より大切なことです。
- 2. 歯肉ポケットの中まで入っている歯石を完全に取り除き、さらに根の表面をなめらかにして炎症を引き起こす細菌を徹底的に除去することです。
- 3. 傷んだ歯肉、骨を治療して健康に近い歯肉にすることです。
- 4. 健康の保持のため歯科衛生士による専門的なクリーニングなどのメインテナンスを定期的に受けることです。
歯周病治療の流れ
当院はできるだけ歯を抜かないよう患者さんと話し合う中で総合的に治療法を考えていきます
問診・歯周病検査
- まずは健康とお口の状態・経過についてお話をうかがい、レントゲン・歯肉(歯ぐき)等の検査・歯周ポケット測定を行います。
診断(重症度分類)治療計画をたてる
- 歯周病の歯を軽度・中等度・重度に分類し、治療の見通しを予測します。第一段階の治療計画を作ります
歯周基本治療
- スケーリング(歯石除去)・歯磨き指導
歯周組織検査
- スケーリング後の歯周ポケットや歯肉(歯ぐき)の状態を判断します
ルートプレーニング・歯磨き指導
- 歯周ポケットの奥にある歯石や悪い組織を取ります
歯周組織検査
- ルートプレーニング後、歯周ポケットや歯ぐきの状態を検査し判断します
歯周外科治療
- ①フラップ
ルートプレーニング処置しても改善しない部分の歯ぐきを切除し歯周ポケット内の悪い組織や歯石等を取ります
②骨再生治療(GBR)
歯周病で失った歯槽骨(歯を支えている骨)を再生させる治療です
治療計画の見直し
- 歯周治療後再診断をし、計画の見直しをしなければならない場合もあります
▼歯周病が全身の健康に及ぼす影響とは?
そのメカニズムは歯周ポケットに細菌や、毒素(サイトカイン)がそこから歯肉の血菅に流れ込み、
全身を巡って組織や臓器に影響を与えると考えられています。
歯周病の自己チェック次の症状が気になる時は歯科医院で早めに診てもらいましょう!
- 歯を磨くと出血する
- 歯肉(歯ぐき)が赤く腫れている
- 歯肉(歯ぐき)がムズムズする感じがある
- 歯肉(歯ぐき)を押さえると血や膿がでる
- ときどき歯肉(歯ぐき)が腫れ、痛みを感じる
- 歯がぐらぐら動く
- 歯と歯の間に食べ物が挟まる
- 口臭がする、と言われたことがある
- 固いものが噛みにくい
- 最近歯が長くなってきた感じがする